何でも書ける自由帳

意味あり気な役に立たないことを綴る日記

釣行記2021.5.13

一身上の都合により金銭的なタイムリミットを迎えていた。何とか悔いを残さないように、今日はTBSを狙ってみる。あまり芳しくないようだが、明らかに前回までのポイントよりはマシだろうと思った。

 

ちょっと油断して現着はライトが要らないくらい明るくなってからだった。いつもの駐車場が砂で埋まり、奥まで入るとスタックしそうだったのでメジャーなところに行くとあと3,4台のところで満車状態だった。人が多いが広大なサーフなのでまあ仕方ない。

 

ポイントに入り、一投目は爆釣ジグ40gブルピンで遠くから探る。カウント8秒でボトムだから、西側より浅め。とりあえず全層探るようにジャークする。

 

太陽がもう少しで覗くくらいのいい明るさの時にぴくっと何か反応があったが、お隣とお祭りしてしまったみたいだ。巻きながら近づいていくと「すみませーん」と相手も気づいたようでこちらに来た。お祭りしても何も言わない人が圧倒的に多いと思われた地域だが、こういう方が増えることを願った。

ルアーはどうやら相手のミスキャストらしくちょっと安心したが、外している最中妙にぴくぴくと相手の動きではないような反応があり、外したいのか巻きたいのかよくわからない挙動不審な動きを見せてしまったと思う。そのうちにぴょこんと外れたのでお互いに謝って立ち位置に戻ろうとしたとき、ググっとテンションが掛かって魚が食っていたことに気付いた。お隣さんも、えっ!?なんて言いながら見ていたのでグリグリ巻き上げてランディングさせた。

「イナダですか、すごいですね!」と言われたのだが、状況的に「すみません...」と言うしかなかった。微妙な展開での今年初青物となったが、それ以上に気持ちよく釣りができることにうれしさを覚えた。

 

その後は追われてライズするカタクチかチアユを見ながら表層付近を意識して柔らかめのジャークを入れて立て続けに2本追加できた。お隣さんにもヒットがあったので見ていたら、どうやら結構手前の40m位がバイトゾーンらしかった。なので70mくらいのお気軽キャストで様子を見ていくがしばらく何も反応がない。その間に隣の隣のおじさんがコンスタントに釣りあげていく。この違いは何だろうか、とりあえず誘い方を真似てみるが反応なし。

こういう時はと思ってジグパラTG30gをセットし巻きでの反応をみる。すると一投目であっさりヒットし、スローに移行しつつあるかもしれないという予測の元続けてみる。しかし、おじさんは相変わらずジャークで魚を取っていく。何なのだろうか。

 

ジグパラTGにも反応が良くないのでカラーを変えてみる。本当はシルバー一色が欲しいが生憎ボックスになかったのでバンジーショット30gのブラックでただ巻きする。特段よさげには思わなかったが、バイトゾーンでもにょもにょとじゃれつくような反応。一瞬止め、軽くあおってヒットした。なかなか面白い当たり方だ。

 

そしてまたしばらく釣れない状況になった。休憩していたら隣で当たったので始めてみるも、一向に反応がない。ふとここで一つ思いついた。

もしかすると、ルアーの動きは大切だけど3~4匹の群れが通るタイミングで投げられていて、1匹かかると仲間はつられて岸方向に意識がむいているから連投でヒットしやすく、横方向へは行きにくいのではないか。結局それが一定以上離れた隣の釣り人には釣れないということを招いているのかもと思った。連発おじさんはファイトに時間がかかっていて、釣り人の直線上への群れのキープができていたのかもしれない。あくまでも活性が高い青物の群れの場合だが。

 

そこではこれ以上粘っても出ない雰囲気だったので駐車場で軽食を取ることにした。駐車場は海岸より上の丘みたいなところにあり釣っている人を見ながら食べることにした。早朝より頻度がだいぶ落ちるが、まだ食い気のある魚がいるようでポツポツ釣れていた。しばらくすると丁度真下のポイントが開いたので、あと1匹だけ出したら上がることにしてまた浜へ降りた。

 

先ほど立てた仮説では魚が通るタイミングで投げていることが重要なので、モンスターショット95を遠目に投げてパタパタ動く限界の低速で巻いてアピールを長めにとるようにした。しゃくりたい衝動を抑えながら表層から1.5m位のレンジを引いてくると、20分くらいしてリトリーブをカッと止めるようなアタリがあった。シンペンのトリプルフックに掛けたことがないので、合わせは早めが良いかもしれない。再び投げて巻いてくるとまたカッと止められたのですかさず合わせるとググっと走り出した。そしてなかなかに強いファイトで上がってきたのは今日一の良型だった。プラグだとシルエットが大きくて魚も大きいのが釣れるのだろうか。

 

ともあれ、ライトゲームをやるようになったせいか、今までで一番考えたサーフゲームになり、釣れる場所に行かないと釣る技術や思考は身につかないと実感した釣行でもあった。

 

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車内にスマホ忘れて集合写真になってしまった。

 

この後は夜に向けた準備と魚を処理しながらNOに向かった。