釣行記2021.4.6-7
釣行記2021.3.24-25
前回のモヤモヤを引きずりながら新しいポイント開拓へ、MS方面に行った。
釣りに行きたくなる時は、釣れているときはもちろんだが、モヤモヤ考えているときにも多い。意識が海の中、環境に流れ込むので、考えてまとめようと思ってもできないし忘れてしまう。そしてふと思いついて納得することも多い。頭の中を自然に洗ってもらうために釣りへ行く。
初場所はゴロタで藻が点々と大きく茂り、正直あまり釣りやすくはなかったが、それだけにあまり人が入っていないのか良型カサゴが釣れた。
産卵前と思しきメス
こちらはオスだろう
やはりこういったウィードエリアではワームにしたほうが良いだろうか。プラグでは藻の林を抜けどもまた引っかかってしまう。
日が良ければクロダイも差してくるのだろうか。アタリがめっきりなくなった。
この後も場所を変えながら竿を出したが、特筆するような釣果はなかった。
大抵釣りやすい日はあまり釣れたためしがない。風も波も穏やかな、まだ冬の名残が強い少し寒い夜だった。
釣行記2021.3.21
今日は友人RPと日中に会って、夜から釣りを行った。
結果から言えば、また雨に降られてホタルイカは皆無、パターン不成立だった。
しかし、流れがテトラにあたる部分でムラソイの溜まり場を見つけ、小物から比較的良型まで連続ヒットだった。
ムラソイの良型。結構よく引いた。WIRにて
良型メバルもヒット。フラッシュを使用することを覚えた。
テトラの内側は変化に乏しいので、その中で少しでも他と違うところにアプローチできれば通常パターンでは釣果があるかもしれない。
魚も基本的に横着で楽をしたがるから、エサが流れてくるところを見つけることができればそこに魚がいるというイメージを持って釣りをする。
しかしながら今回の釣行は実質3時間程度のものとなった。それは、RPとの会話がかなり長時間に及んだことにも起因した。
実に8時間もの間しゃべり続け、脳は疲労して相手との境界があいまいになった。
精神的な話題は私の場合、相手の中に潜り込んで感じ取るようなやり方で聞くので長時間の会話になるとそれなりの疲労が蓄積する。だから誰にでもするわけにはいかず、人を選ぶようにはしている。
さらに追い打ちをかけたのは、春特有の嫌な陽気である。そわそわして神経過敏になり、全く釣りに集中できなかった。
LINEを見るとRPから。珍しい、釣りのことなんか気にしない人が。おそらく相手も何か境界があいまいになっているような気がした。そして電話で追加3時間の会話。
今回はどうだったろうか。かなりの時間を費やして話したのだが実感として不足が残った。オチがつかないというか、何か生まれてもないし解決も先もない。そう、これは感情をなぞっただけの会話だったと後になって思った。結果として愚痴に付き合わされた、あるいは愚痴という方向性を修正できなかったのである。
最初に愚痴ではないというのでそのつもりで聞いてしまったのがよくなかったかもしれない。フィードバックを返そうとした労力の無駄な感じが嫌な疲労として蓄積したのだろう。
いずれにしても、相手はどうか知らないがこちらには得たものがあったのでまた記事にしたい。
釣行記2021.3.13
今日は友人とWIRへ。繊細な心の持ち主で物事に敏感に反応してしまい、仕事やら何やらで傷心らしく海に行きたいとのこと。
予報通りの雨の中4時過ぎに現場に付きそれぞれ始めた。友人は自称サビキストで港内へ向かう。多分釣れないから投げたほうが良いと伝えたものの、頑なに足元を狙うらしい。まあ、釣りに絶対はないので思うとおりに頑張ってもらう。
こちらのポイントはやはりというかホタルイカなどどこにも見えない。せっかくの新月なのに残念な天候である。
こんな時はクリアプラグでプランクトンパターンで根魚を狙ってみる。
意外とあっさりムラソイが釣れた。
程なく隣のポイントから同志たちがやってきた。
「初めて来たのですが、ここは釣れますか?」
うん、私もほぼ初心者なのでよく知らないが自分なりに知りえたことを教えた。
このコンディションではきっとモチベーションが保てないのだろう。ただパターンにこだわりすぎないで色々やってみることが大事だと思う。
あなたたちがいたポイントはメバルが結構ついているところだから、何も釣れないということはない。
今日は厳しいといったのが引導になったのか同志たちは立ち去ったので、そのポイントに入る。一投目で良型メバルがヒットした。
夜が明け切ったので友人の様子を見に行く。
「釣れた?」「何も、、、」 まあそうなるよね
「カッパ貸してくれ」
準備してこいと言ったのに薄着できて、防水性能が高くなく雨水がしみてしまったらしい。うむ、、、
そこからしばらくショアジギングで青物を調査。反応0で友人も退避したので本日撤収。
車に戻ると泥だらけのカッパが積まれていた。泥地で転倒したらしい。ほう、、、
友人を駅まで送った。ボウズは堪えたらしく、リベンジしに来ると言っていたので再訪を約束して別れた。
しかしその数時間後連絡がきた。帰宅したかなと思ったが、なんと信号機の故障で5時間足止めを食らっているとのことだった。
今回の釣行はこの男が運んできた不運が目立った。今日に限らずこの友人は普通の人があまり経験しないことにやたらと遭遇しがちではあるが、総じて本人に対してマイナスのことが多い。
選択と行動が悪い結果に結びつくのか、本当に不運なのかはわからないが、死ぬようなことがないことを願う。
タックルデータ
Breaden TR93 PE special
SHIMANO19STRADIC 2500SHG
YGK XBRAID X8 0.6号
東レ フロロ 4号
AGUA Zquid90sss
釣行記2021.3.9-10
定まらない日で、WIRで始めるも見込みなしと判断してFPへ。
初場所のゴロタに入る。4投目でヒット!
と思いきや、ズズズと潜られたような感触。カサゴかなんかで待てば出てきてくれるかなと思い、1分ほど待ってしゃくり上げるも未だ動かず。
いよいよ根ががりかと思いテンションかけるも、どうやら海藻ではない様子。
そのままのテンションでいると、ズズズと動く。
でかい布切れか何かにかけてしまったのか、しかし布切れが動くような波高もない。
さらにテンションをかけ続けると少し軽くなったのでゴリ巻き。
海面にライトを照らすとラインの先には、、、
推定1.5~2kgはありそうな巨大なタコとムラソイが掛かっているではないか。
多分私がかけた魚を横取りしに来たのだろう。
暗い中で見る巨大タコは、海の茫漠さと陸上では見られない生物の動きとも相まって中々に不気味であった。
そしてここからが大変で、これを抜きあげられるだけのタックルではないし、たも網も水深が浅くてうまく使えないし、ずり上げるにも護岸際で下がりしろなく横にひいてもやはりタックルのパワー不足でゆっくりしか寄らず、タコが石に張り付いてしまう。
かれこれ30分くらい格闘したがどうにもならず、いよいよ最後の手段、入水を実行するほかなくなった。
見たところ水深もひざ下くらいだったので靴下を脱いで靴を履き、ズボンの裾をまくり早春の海へ入る。
水温は8度くらいだと思うが、アドレナリンか何かのせいかさほど冷たく感じない。
ざぶざぶとタコに近づいていくが、ラインテンションが抜けるとタコも逃げていく。
沖へ行ってしまうので追いかけるが、また逃げる。
それを繰り返すと水深はひざ上になり、ズボンも濡れてしまった。
ふと岸を見返ると結構来てしまっていた。これ以上の深追いは危険と判断し、ドラグを出しながら岸へ戻る。そして、再び浮いてくるのを待ち、ゴリ巻きして岸に寄せる。
再び入水して、今度はラインをたどる。リーダーさえつかめれば勝てると思っていたが、タコは甘くない。無限とも感じる力で底石に張り付いている。
フックは足にかかっていた。かかっている足と奇跡的にまだバレていない魚が海面に出てきた。こいつを掴めれば一気に引き上げられる。
そう思った直後、フックが足の肉を引き裂き、ルアーと魚がこちら側へ、タコは沖へと逃げていった。
逃がした獲物はでかい。が、ルアーと奇跡的に魚をキャッチできたので岸へ上がる。
ウェアのズボンは海水を吸ってかなり重い。もし海に落ちたら、そのままではまず助からないだろうと思った。手を見るとリーダーを引っ張った部分が切れていた。
多少無茶をしたが、この程度の怪我で済んでよかったと思う。一歩間違えば命にかかわることも起こっていたかもしれない。自然はいつだって人の思惑とは無関係に存在して、くだらないことで命を奪いうる。なめてかかってはいけないのだ。
一時撤収ということで、ズボンを絞り、車のエアコンで乾かしながら再びWIRに戻る。
メジャーポイントとかうろうろしながら竿を出したが、寒さと渋さで車に退避を繰り返し、いつものポイントへ。
新月周りで人が多く、入りたいポイントにはすでに同志がいた。仕方なく気配の薄そうなところに立ち込んだ。
2時半くらいからポツポツとホタルイカがわきはじめるが相変わらず魚の気配がない。
同志たちもあきらめてそれらを掬っているようだった。
そろそろ空いた頃かと戻るがまだホタルイカを掬っていたので、隣の実績ポイントに入った。すると、カサゴたちがぼちぼち遊びに来てくれた。
しかし、おちびばかりでそのうち当たらなくなる。
そうこうしているうちに朝マズメが始まろうとしている。朝の回遊にはここしかないと、流れ込みがあってかつ少しでも潮通しがよさそうなところへ移動した。
今日もダメか、散々な日だった
と薄明るくなる海へキャストを繰り返す。流れ込みを横切らせるときに浮き上がりすぎないようにゆっくり巻き、ふわっと漂わせるようなイメージ。
すると5時半あたりでコンッと明快なアタリが出る。
尺には及ばないが、元気で良型のメバルだった。
地合いが来ているかもしれない。何カウントか思い出しながら沈め、再び同じコースを通す。
そこから2投目、メバルがヒットしたポイントで再びアタリが出る。
コッ、グ、ググィーンという感じで強烈に突っ込み、ドラグが追従していく。これは、たぶん奴だ、クロダイ!
心を落ち着かせながら慎重にやり取りする。4回ほど突っ込まれたが、PE specialのしなやかな吸収力によりいなし、無事にランディング。
この前よりでかい。人生二匹目のクロダイは47cmだった。
ここでクロダイを釣ったことは少ないと同志が教えてくれたが、今回は運が良かっただけだろうか。
考えられるのはホタルイカを爆食している状況ではなかったので、ある程度居つきの個体かもしれない。ウニを食っていた。
スイッチが入っていれば夜でも食ってきただろうから、魚も獲物が少ないと積極的に追わないで、朝になってから弱ったホタルイカが流れてくるのを待ち、見えたら食いに行くみたいなパターンだったかもしれない。魚は目が良いとか側線があるといっても、人間と同じで暗いうちは昼間ほどよく見えないと思うので、明るくなって見えてから追ったほうが労力コスト的には説明がつきそうだ。
タックルデータ
Breaden TR93 PE special
SHIMANO16STRADIC CI4+ C2000SHG
YGK XBRAID X8 0.6号
東レ フロロ 4号
AGUA Zquid90sss